《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
英美は愛美を抱き上げ、居間に移動する。

背中をトントン叩きながら体を小刻みに揺らす。



愛美はしばらくして、泣き止んだ。

おんぶ紐で愛美を支え、英美は料理を始める。

愛美に話しかけながら独り言のように、呟きながら手を動かしていく。



頭を掻きながら弘樹が起きてきた。

「おはようございます。

もうすぐご飯できますから。」

弘樹に気付き、英美が声をかける。

「なんで愛美をおんぶしてんねん。」

弘樹は挨拶をせず、英美の姿を疑問に思った。
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