《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
そう切り出したのは、弘樹のほうだった。

「はい。」

英美は手を止めて、身体ごと弘樹に向けた。



「また会ってくれませんか?」

弘樹がこの言葉を口にしたのは、五分後だった。

英美はそれが可愛く思え、小さく頷いた。

優しい笑顔の弘樹と英美。



二人の恋が今、静かに幕を開けた―――
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