《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
弘樹は病院を出た足で市役所に向かった。

夢咲の出生届けを提出するために…

届けはすぐに受理され、夢咲は森山家の次女として迎えられた。



生まれたばかりの夢咲の面倒を、仕事をさている弘樹には見ることが出来ず、やむなく弘樹の弟夫婦に預けられた。

英美がどんなに拒否しても預けることが一番の答えだと、言い聞かし弘樹は夢咲を預けた。

涙に暮れる英美。

毎日のように弘樹に隠れて涙する…

「この手で育てたい。」

英美の願いはただ一つだった。
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