冷たい彼は旦那さま
大地は私の大事な存在。
きっとそれは、これからも変わらない。
「それじゃ、アメリカ行っても元気でな。寂しくなったらいつでも電話しろよ?あと、手紙も書いてやるから」
「そんなことにはなりません!!なーんて、手紙も書くし、電話もしてあげる」
「アホか。寂しくなるのは遥だろ?」
「違う!大地じゃん」
「……ほんと、元気でな」
ポンポンっと大地が私の頭を撫でる。
少しだけ胸がきゅーっと苦しくなった。