冷たい彼は旦那さま


私の両親は海外の仕事が多く、ほとんど日本にいないことを見越した翼さんが16歳だった私を面倒見ると両親に一緒に暮らすことを提案。


翼さんになら任せられると安心した両親は私と翼さんの同居をあっさり承諾したのだ。


そして同居をして約1年。


今に至る。


最初は家事などまったく出来なかった私も、今はこうしてエプロンを着けて台所で料理出来るようになった。


翼さんはネクタイを片手でほどくとソファーに腰を下ろす。


「翼さん、ご飯にしますか?お風呂にしますか?」





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