冷たい彼は旦那さま


カツカツとヒールの音を響かせ私の方へとくる。


私の脳内では今までのことがフラッシュバックされる。


「ごめんなさい。待たせたかしら?」


声を聞いただけでも、身体がビクッとなる。


全身の震えが止まらない。


「いえ、大丈夫です」


ぐっと力を込めて、何とか言葉を発する。


「で?私に何か用?」


「何であんなことしたんですか?」


「あんな事?」


知らないふりをするサツキさん。


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