冷たい彼は旦那さま


「あなたが居たから、翼を傷つける様な事になったんじゃない。あなたさえ居なかったら、こんな事にはならなかったのよ?それを私のせいにするの?」


「っ、それは‥‥」


何も言い返せなかった。


やっぱり私が悪い?


あの時、アメリカに素直に帰ればよかった?


「全部が、あなたのせいじゃない!」


グサグサと胸に刺さる。


全部真実だから。正論だったから。


「あなたが、悪いのよ!」


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