三行ラブレター


泣き崩れるアイツへ振り返る事はしなかった。
振ってきたのは向こうで、僕には止める事が出来なかったんだ。


どんなに好きでも、想いは通じない。




まるで両親のような、そんな想像をした。


親子揃ってレンアイと言うものに疎いようだ。
自嘲気味に笑っていると頬には何かが伝う。
それは冬の風に当てられ冷たくひんやりしていった。









あれから、もう4年も経った。

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