オレンジの片想い

想いの距離


「やっと言ってくれた。あたしもう待ちくたびれたよ!」



今は、午前の授業が終わって弁当の時間。わたしはすぐさま咲歩の席へ向かって、自覚した気持ちを報告したのだ。



蒼真の事が好きだって。



「ああ...なんか恥ずかしいよ咲歩ー!」



「ついにゆきの恋バナが聞けるのかあ...!」



「初心者なので頼りにしてます姉貴!」



「初恋だもんね。何かあったら話聞くし協力もするから、頑張れ。応援してる!」




そう、優しく笑う咲歩。




「ん、がんばる...ありがと」



でも、頑張るとは言っても具体的に何すればいいのか全く見当もつかないや。皆どうやって成就させてるのかなあ...。と、考えていると咲歩が口を開いた。



「そういえばもうすぐ修学旅行じゃん」



「ほんとだ、早いなあ」



「行動班自由だと思うし誘ってみたら?」



「う、え!?」



「瀬川くんモテるし告白されたりとか有り得るよ?」



...たしかに、蒼真がモテるのはわたしもよく知っている。身近な子にたくさんいたから。



「.............がんばってみる!咲歩も一緒の班でね!?」



「わかってるって。頑張れ!」

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