白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】



「琴吹はいつの間に雅風の調教師になったんだ」



「違うわ。いや、そんなことはいいから。本気で本当に――私たちはその言葉を信じていいいんだな?」
 


刹那の確認に、壱星は勿論だと肯いた。



「理波を嫁にするのは同意の上だ。うちの祖父も知っている」



「うああああ嫁とか聞きたくねええええ」



「一人で悶絶してろ。てことは滝篠くん、ふーの兄貴になるのか」



「「え」」




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