白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「あ……理波ちゃん」
少し隙間を開けて顔を見せたのは、りな……んん、姉、だった。
「理波、起きて大丈夫なのか?」
さっと壱星が理波ちゃんの傍へ寄った。
む、やるなこいつ。
「うん、お布団貸してくれてありがと。ごめんね、何か私取り乱しちゃったでしょ?」
「気にするな。大方の話は雅風から聞いた。……大変だったな」
理波ちゃんの頭を抱き寄せてぽんぽんしている。
理波ちゃんはそれに、安心したふうに体を寄せている。
そして刹那が泣きそうなのか鼻をすすりあげている。
何だこの空気。