白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「壱星……てめえあとでトキさん敵に廻さしてやっからな……」
椅子や机の配置された教室に出て、壱星の隣を通り過ぎる時にぼそっと言ってやった。
そしたら当然肩を跳ねさせるというリアクションがあった。
は、一つ意趣返しが出来たな。
五組の生徒に言われたように、給仕をやる羽目になった。
確かに壱星はてんてこ舞いっつーか参ってる。
時々泣きそうな顔でこっちを見て来るけど、無視。
色々と積もり積もった上での無視。