白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「ご家族写真のあとには、みんなで撮るから!」
『おーっ!』
と、お膳立てされているのが癪だけど、滝篠家と俺と理波ちゃんで、並んだ。
「あー、自然に手なんか繋いじゃってー」
野次が飛ぶけど、壱星は全然狼狽えない。
こいつには羞恥心がないのか。
「雅風」
「あ?」
「理波が俺の家族になるってことは、お前も家族になるってことだぞ」
「……そうだな」
家族、ねー。正直何と言っていいのか。
「はーい、滝篠一家様、撮りますよー」