年上ヴァンパイア
ヴァンパイアとのクリスマス




「え、ちょっと、待って。」


「じゃあね~。」


そういって、手をふって帰っていく穂乃。


「はぁ。」


私はため息をついた。


「梨穏、ため息なんてついてたら、幸せが逃げてくぞ。」


後ろから頭に手をおかれ、振り返ると、藤咲くんがいた。


「……藤咲くん。」



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