続・銀髪姫と不良幹部
「待ってよね!」


史音は止まり、微笑んだ。


「ほら、早くこい」


そう言って、手を伸ばした。


どきんっ。


その笑顔がかっこよくて。


私は俯きながら、史音の手を取った。


ヤバイ。


今、絶対顔が真っ赤な気がするよっ。


「隣街の遊園地でいいか?」


「うん、あそこって有名だしね!」


デートスポットで、だけど。


家族連れはそんなにいないけど…史音は知ってるのかな?


…いや、この感じだと知らないっぽいね。


「じゃあ、行くか」


「うん!」


隣街って言っても、1時間はかかるわけで。


電車やバスを乗り継ぎ、やっと遊園地についた。


事前にチケットは購入してたから、すぐに入れたんだよね♪


準備いいよね!


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