続・銀髪姫と不良幹部
「ぼーっとしているけど、体調でも悪いの?」


「いえ、ちょっと考えごとを…」


「そう?しんどかったらいつでも言ってね?」


「はい」


先生はニコリと笑うと、黒板へと足を進めた。


結構この先生も好きなんだよね。


私を1人の人間として見てくれる先生でもある。


…私のご機嫌を取ろうとするクラスメイトとは全然違う。


私の中では上位の位置にいるのは確か。


「はぁ…」


…あ、あの子は確か瑠依くん?


ふふっ、楽しそう。


グランドには、楽しそうにサッカーをする瑠依くんがいた。


…昨日は驚いたけど、本当にあの子が総長なの?


あんなにいい子で…優しい子だったのに。


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