続・銀髪姫と不良幹部
ああ、ついに来てしまった。


ここまできたらもう覚悟を決めるしかない!


…覚悟決めないと、ヤバイ気もするんだよね。


「ありがとう」


車から降りて学校を見上げる。


…史音に迎えに来てもらったらよかった。


こんなに憂鬱になるとは予想外。


今更後悔しても遅いんだけどね。


さてと、行きますか。


広い校舎を歩き、やっと教室に着いた。


クラスは前に聞いてたからね!


ガラっと音を立てて開けると、みんながこっちを見る。


うわっ、そんなに注目されたら恥ずかしいんだけど。


「夕凪さん⁉︎留学は⁉︎」


「あ、終わって…」


いきなり話しかけられたから驚いたっ!


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