ある男子高校生の恋愛事情


「あ、カズくんいたんだ?」

ハッ!帰ってきた!


「千夏!おめでと!!」

「「…………………」」


あ


「来たの?」

「えっ、と、その」


ジーーとオレを見てくる

「来たね?」

「…ごめんなさい」

絶対に怒られるーーー


「……見た?」

へ?

「何を?」


すると、千夏は「別に、なんでもない」と言ってバッグをゴソゴソをしだした



中から金色のメダルを出して「はい」ってオレの首にかけた

え?

「あげる」

……え?


「ダメだよ。大事なものだろ」

「いいの」


なんで…

千夏はフフッと笑って「貰って?」と言った


なぜ、メダルをくれるのか

記念だろうに、思い出だろうに、誇りだろうに


分からない。見当もつかない

でも


「……ありがとう」

千夏の気持ちを受けとることにした



「何かお祝いしようか?」

「別にいいよ」


そんな訳にはいかない

「何でもいいよ。ちょっと高めのアイスとか?」

「…………」


「風邪ひいてないけど、プリンも付けようか?」

「………えと、じゃあ、……5分、ちょうだい」


< 161 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop