Rain~不良彼氏~





「悪いけどそういうわけにもいかねーんだよ」



そう言った一人の男が
私の腕を掴む。



とりあえず叫ぶしかない。


タイチとユメに聞こえるくらい…




「っ!」




そう思っていたのに



腕を掴んでいた男じゃない男が
ハンカチのようなもので私の口を押さえた。






こんなことならちゃんとみんなの話を聞いて
もっと警戒しておくべきだった。



そんな後悔に襲われながら
私は意識を手放した。




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