Rain~不良彼氏~






「アンタがリュウのオキニイリね〜」




そう言いながらついに
真ん前まで来た男。




「まぁまぁ、そう睨まないで。綺麗な顔が台無しだ」

「あ、んた…だ、れ?……も、くてき、は?」

「今頃リュウたちは血眼になってアンタを探してんだろーね?」

「………」




質問に答えろよ…


余裕そうに話す男は
私の話なんてまったくの無視。


前にユメやハルトが言ってたように
私を使って鬼神たちを脅すつもりなのか…





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