そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
玄関のドアのチャイムが鳴った。

こんな朝早くに、誰だろう。

新聞とかは頼んでないはずなのに…。



「はーい」

お母さんの声がして

───ガチャ


ドアが開く。


「あらっ?どうしたの?挨拶は夕方のはずなのに…。」

少し高ぶったお母さんの声。

ますます誰が来たのか疑問に思えて、
学生鞄を取って急いで玄関に向かった。



「お母さん…っ‼︎だれ…?」

「…あら、のあ。紹介するわ。今日から一緒に住む、結城 凛君よ。」


背の高い彼は、
黒く少し寝癖のついた髪。
長い睫毛に、高い鼻。

全てが完璧に、整った顔立ち。


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