春の願い事
タイトル未編集
~願side~
私の名前は星野願(ほしのねがい)、今日から中学一年生。
新しい学校、新しい友達、運が良ければ新しい恋も。そうゆうことを期待して学校の準備を整える。
「少し時間あるし、イメチェンでもしてみよっかな?」
私は小さい頃からいつもポニーテールだから、たまには変えてみよっかなって思った。私は、ネットを見ながら色々な髪型をしてみた。せっかく制服も可愛いから、髪型も可愛くしようと思った。
「よし!!これで決まり!!」
私はゆる~い感じのみつあみを肩にかけた。
「あ、やばい、遅刻しちゃう!!!」
時計を見ると、もう7時半だった。私は大急ぎで玄関に向かった。
「行ってきまぁす!!!!」
もう朝ごはんを食べてる暇なんてない!!早く学校行かなきゃヤバい!!!私は全力で走り出した。その時、交差点を曲がろうと思ったら・・・
「うっわ!」
ドンッ!
誰かとぶつかってしまった。
「あ、あの!!ほ、本当にすみません!!私の不注意で・・・」
「いや、別に謝んなくていい・・・」
顔をあげてみると、そこには美形の男子が立っていた。吸い込まれそうな青い瞳、綺麗な黒い髪。それはまさしくも、私の理想の男子・・・
「あんまじろじろ見ないでくんない?めーわくだから」
あまりにも美形だったからつい・・・だなんて言える訳がない。
「あ、すみません・・・」
「俺は急いでるんで、さよなら」
わざとらしく冷たい言い方をして、立ち去ってしまった。
「あ・・・」
名前くらい、聞いとけばよかったな・・・
学校に着くと私の親友仲絵雪(なかえゆき)がある、桜の木の下で待っていた。
「んもぉ~、おっそ~い!!!もう済ませちゃったわ」
「え、なにを?」
雪はなにかを手伝って欲しかったのか、それとも・・・
「この願いの叶う桜の木にもう願っちゃった、願ちゃんも一緒にやりたかったなぁ・・・」
雪が言ってる願いの叶う桜の木は、新中学生、高校生の願いを叶えてくれる、特別な木。
「もぉ~早くしてよねぇ?待っとくからさぁ・・・」
「大丈夫。私、一人でやるから雪は先に教室行っていいよ」
「本当にいいの?」
「うん」
雪にそういうと、雪は下駄箱にむかって走った。
(さっさと済ませよう・・・)
私の願いはとっくに決まってた。
(今朝、ぶつかった男子と恋愛出来ますよーに・・・)
「なーんて、さすがに無理かな・・・」
私は下駄箱にむかって走っていった。
私はこの時、桜の木の下に、ある、「落とし物」をした。その「落とし物」が私の人生を大きく変えてしまった。
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