学生結婚しちゃいました
そう考えながら、チラッと理玖くんの方を見る。
すると理玖くんが
「少しだけ陽菜ちゃんと、話をさせてください。」
そうして一旦二人で座敷を出た。
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「陽菜ちゃん…ゴメンうちの親が…。
もの凄く陽菜ちゃんの事好きだからさ…二人とも一刻も早く自分の娘にしたいんだよ。」
理玖くんが頭を掻きながら申し訳なさそうに言う。
「正直びっくりしたけど、理玖くんのご両親にそんな風に思って貰えて、私嬉しいよ!?」
正直な気持ちを理玖くんに伝えた。
すると理玖くんが、私の顔をジッと見つめて口を開く。
「・・・・。
ねぇ陽菜ちゃん。俺ね…結婚するなら陽菜ちゃん以外考えられないよ。
親から言われる前から、未来の俺の隣には絶対陽菜ちゃんが居るって思ってた。」
理玖くんの真剣な顔…カッコイイなぁ…。