学生結婚しちゃいました


「俺は陽菜が良いんだよ!陽菜以外どうでもいいから。」


本当は怒ってないんだけど、ちょっとイジメようと怒ったフリをする。



「私もそこそこ胸ある方だと思うんだけどなぁ~~。でも葵さんのオッパイに比べたら、小さい小さい!」



私がそう言うと、更にオロオロする理玖くん。



「どんなに胸が大きい人が現れようが、超美人に迫ってこられようが、俺は陽菜だけだって。

陽菜は見た目もモチロン可愛いし、身体も俺好み…だけど…。

なんつ~か…陽菜は他の人と全然違うんだ。

陽菜の中身に心底惚れてるんだ。

陽菜のそのキレイな心が…俺の心に真っ直ぐに刺さってて、陽菜以外の人なんて受け付けないんだよ。」



少し意地悪するつもりが、一生懸命自分の気持ちを伝えようとしてくれる理玖くんの姿に、胸のあたりが温かくなってきた。




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