学生結婚しちゃいました


「おぉ~~い!」




そう言って布団を剥がそうとすると…



グイッと腕を引かれ、布団の中に引きずり込まれた。



「~~~~~~っっ!!」



ギュッと布団の中で、私の事を抱きしめると、理玖くんは私の唇に軽くキスを落とした。



「陽菜…おはよう。」


「……おはよう。」



そんなやり取りは、結婚してからも全く変わらない。




「理玖くん。ご飯出来てるから、顔洗っておいで。」




そう言うと、理玖くんは「はぁ~い」と返事をして、洗面所へ歩いて行った。



< 234 / 345 >

この作品をシェア

pagetop