オリのナカのヒメ



立花梓は、少し考えてから顔を上げた。



梓「…いいだろう。亮、準備しろ」




と、近くにいた高崎亮に言った。


亮「…はぁーい」



彼は心底嫌そうな顔をしたが、素直に準備し始めた。





そして、隣の部屋から持ってきた物は…………テープレコーダー?


あーなるほど、録音してあるのね。


それを机の上に置き、再生ボタンを押した。



《?:─といいか?》

これは…間違いなく川口の声。



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