涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜
「あ、や、そうじゃないけどさ。」
「じゃあ、なに。」
「怒るなって」
「怒ってません。」
そりゃ人の不幸を喜ばれたら不機嫌にもなります、なんて思いながら首に回す腕に力を入れた。
「痛い痛い!!」
「…」
「やっぱ怒ってんじゃん夏希!!」
「別に怒ってません」
いやそれが怒ってるって言うんだよ!!とギャーギャーと文句を言う智尋に
「…え?
なつ、き…?」
髪の毛にキスをした。