届けよ届どけ、この想い。
応援しよう
私はバレー部に所属している。


"あの子"もバレー部。

そう。あの子も。


「凛ー!お疲れ様ー!」


あの子だ。
名前は結菜(ゆいな)。



部活終わりの体育館。
水を飲みながらしゃべる。

隣ではバスケ部がまだ練習中。



そこにアイツ…仁隆はいる。



やっぱり目で追ってしまう。



彼女の前でそんなことしたらダメなのにね。


ふと、結菜を見る。
綺麗な横顔の目線の先。





もちろん





アイツがいる。







これを目の当たりにした時、





―――やっぱり二人のこと応援しよう。
    仁隆とは"友達"でいよう。



そう思うことができた。






強がってる自分がいるのが



















嫌だった。
気持ち悪かった。














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