届けよ届どけ、この想い。
部活終わり。
結菜と喋る。




デート…




行ったんだ…よね。




「もしかして…昨日デート行った?笑」

思い切って聞いた。





「え?///」



照れる結菜。ホントにかわいい。
同性の私でさえ惚れる勢い。笑



「仁隆くんが連れてってくれたの」


アイツがあんな洒落たトコ女の子連れてくんだー。


ちょっと感心。



「へぇ!楽しかった?」


「うんっ!」

ニコニコして言う結菜。








「でも…」



「ん?」




結菜が何か言いたげだった。

「……私、仁隆くんに冷たくされちゃったんだ」

一瞬戸惑った。
仁隆は女の子に冷たくなんかするやつなんかじゃないって結菜にすぐ弁解したかったけど、

そんなこと言う権限は私なんかにない。





――私はアイツの彼女になったことがないから。




深くは聞かなかった。
私のほうがおかしくなっちゃいそうで。





結菜の瞳には"みずたまり"ができてた。



















それにさえも、触れることはできなかった。



















































あいつとは"友達"だから―――。




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