男恐怖症の私と女恐怖症のあいつ。
「で、どーすんの?」


「お断りします。」


嫌に決まってんじゃん。


「へー、俺に恩を返さないんだ。」


ぐっ。


「一生男無理でいくんだー?なに?そのままレズつっぱしり?」


うぐっ。



「まー、俺には関係ないけどなー。違う女で直してて、のうのうと暮らすよ。」


ぐぁぁぁああ!!


「わかった!付き合えばいいんでしょ?なおすのに。」


にた、と転入生は笑った。
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