無口な同期とイチャラブ♡オフィス
うわ。わわ、もしかして修羅場にドンピシャで遭遇?うわわどうしよう。
どうしようと思いつつも、こっそり隠れて聞き耳をたてる私。いや、だって、もし殴り合いのケンカになったら止めなくちゃだし!
ヒヤヒヤしながらジッと身を潜めてると
「彼氏がいるの知ってたら俺だって誘わなかったよ。まあ、後でりんちゃんには謝るからさ」
あんまり反省してなさそうなオッサンの声が耳に入った。くそ、スリッパでひっぱたいてやりたい。
けれど、その後に聞こえた低くて冷たい声に、私の心臓はドキリとする。
「謝罪は僕から伝えますから、業務以外はもう西島りんかに話しかけないで下さい」
え、えええー。ゆ、優吾、そんなこと言っちゃう?え、厳しすぎない?大丈夫?いくらオッサンが悪いとは言え仕事仲間だよ?年上だよ?大丈夫?
ヒヤヒヤして、私の手にはじっとりと汗が滲んでくる。