無口な同期とイチャラブ♡オフィス



一緒に知らない土地の慣れないベッドで目覚めた朝は、ちょっと変な感じ。


先に目の覚めた私は、眠る優吾の胸に悪戯でキスマークを付けたあと

「優吾ー。おはよ。起きて朝の散歩行こ。わんこフカフカしに行こう」

と彼を揺さぶり起こす。


早く朝の景色を観に行きたい。グレートピレネーをフカフカしたい。美味しい朝ごはん食べたい。それからそれから。今日もいっぱい優吾と遊びたい。


「優吾ーおきてー」


優吾といる時間は宝物だから、一秒だって惜しいと思っちゃう私はせっかちかな。

だってほら、23歳の時間は365日しかないし。次の誕生日までもっともっと優吾のこと知りたいんだもん。


ゆさゆさと起こされて、眠たそうに「おはよ」と瞼を開いた優吾に、私はぎゅーと抱きつく。

「おはよー優吾」


うーん、23歳になっても大好きだなあ。

なんて当たり前のことを思いながら、今日も私は恋日和なのだ。




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