無口な同期とイチャラブ♡オフィス


「……風間くんて、すごいね……」


私は本気で感激していた。お喋りな口から言葉がなかなか出てこないくらいに。


優吾は頬を少し赤らめると、箸の止まってた食事を再開させうどんに集中し始めた。たぶん、とても照れている。真面目に語ってしまった自分にか、私の感嘆にかは分からないけど。


そうか。そうかあ。ここは森なんだ。なんて素敵な考えなんだろう。じゃあきっと販売リーダーの野瀬さんは野生のおサルさんだな、とてもよく似ている。主任はキツネで副主任はカッコウっぽい。店長はえーと、カブトムシがいいか。そんでもって。


「ここが森なら、風間くんは森の大木って感じがする。ほら、何百年も生きてる主みたいな木。静かで優しくっておっきくて、森を守ってくれてそう」


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