我が家で毎日起きること*その2

薬草を求めて

学校から、同い年の女の子四人で帰ってくるいーさん。

いつもいつも遅いんだけど、この間は「いくらなんでも…」と不安になるくらい遅かったんです。

なので、おーちゃんを背負って通学路をうろうろ。

やっと帰ってきたいーさん達の班。

家に帰る道々、一体何をしていたのか尋ねたら…

いやー、おかーさん、久々にびっくりした。




なんでも、一人の子が、転んで膝を擦りむいてしまって。

別の子が

「傷口に塗り込むとよく効く薬草があるよ!」

と、張り切り。

その子のアドバイスのもと、皆でその薬草を探し。

その薬草を怪我した子の膝の傷に塗り込み(!!!)

無事に帰ってきた

とのこと。


ぎゃーーーーー!!ですよ。

この辺りに薬草など生えているはずもなく。

彼女らの通学路は、わんちゃんの、お散歩コースでもあり。

100歩譲ってそれが薬草だったとしても。

使用方法は

『出来立ての傷に直で塗り込む』

では、断じてない!!!!

「え、でも、よーく、もんでたよ?」

という発言は認められません。

そういう問題ではありません。

今度、下校中に転ぶことがあったら、なんとしても薬草治療は断るように教えました。

…いやー、油断大敵だわ、小学生。

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