幼なじみ。






ベンチから立ち上がり、愛雅の「帰るかー」という言葉であたしたちは帰ることにした。





愛雅?




愛雅はいつもあたしが悩んでたりするといつも励ましの言葉をくれるね?




誰よりも早くあたしの異変に気づいて声をかけて、長々とした話もちゃんと最後まで聞いてくれたね?




愛雅は小さい頃からそういう子だった。





優しくて、勉強はあまりだけど、真剣な時は真剣で・・・・
泣いてる時は無理にでも笑わそうとして元気付けてくれた。




そんな愛雅はいつのまにかあたしの支えになっていた。



かけがえのない存在にまでなっていた。






愛雅が言った言葉。




"あきらめるな!"





あの言葉があたしの頭の中を巡り巡る。





ずっとその言葉だけが頭に残る。





「愛雅、ありがとう!じゃーね?」





家に着き、愛雅と手を振り、「ただいま」と言って、家に入った。





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