幼なじみ。
昨日はカテーテル検査を受けた。
血管にカテーテルと呼ばれる柔らかい管を挿入し、造影剤による形態学的異常を検出したり、心臓内腔の圧力、酸素飽和度を測定し、血行動態の把握を見るための検査で、麻酔を使っていたから楽だったけど、麻酔が切れて、呼吸困難という症状に陥ってしまった。
座ったら、呼吸困難は落ち着くという心不全にはありがちな症状だという・・・。
ー ピピピ
脇にずっと挟んでいた体温計が鳴った。
「熱はないみたいだよ?」
「平熱ね」
看護師さんに体温計を渡し、ケースに閉まった。
ほんとは、入院期間1ヶ月だった予定だったんだけど、体の回復がすっごく遅かったらしく2ヶ月目になった。
でも、だいぶ症状はおさまってきた。
でも、まだ走ることはできないんだって。
まだ、検査結果は出ていないけど、それだけは結果がどれだけ良くてもだめだって言われている。
「安西さん、そろそろ検査しましょうか?」
少し歩いただけでも呼吸困難になる恐れがあるかもだから、車椅子に乗って移動した。