白銀のトライアングル
「じゃあ、奥の処置室です。もうすぐ、出てこられますよ!」

嘉雄は看護師の言葉に耳を疑った。

・・・そんなに軽い怪我だったのか???

それとも、もう身内の人が来たのか?

嘉雄は、とにかく落ち着かなかった。

たしか、こんな気持ちは紗耶の事故以来だった。

もちろん、病院にもアレ以来行ったことがなかった。

嘉雄は、自分の気持ちを落ち着かせることだけに集中しようとした。

そのときだった。
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