悪魔な秘密の巫女男子


***

*****



ぼふんっ




「あっぶねぇなー。
 勢いありすぎだな。」



聞き覚えのある声がして、
ようやくおそる、おそる 目を開いた。


「ラ ライガ!!」

よ。

と、軽い感じに返事をしたが、
飛んできた僕を受け止めてくれたらしい。


石畳の床には数メートルの足の爪痕。



「あ。ありがとうございます。」

「はは。いいってことよ。
 怖かったっだろ?空中散歩。」

「は、はは。」

マジで、マジで怖かった!!!

すっげースピードで空に放たれたと思ったら
どこに行くかもわからないのに風がまとわりついて、
もう、ジェットコースター並み。

思わず目をつぶって、何かしらにお願いをするくらいだ。


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