悪魔な秘密の巫女男子
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「おぉーー朝日!
 おはよう!ひっさしぶりだなー!」

「あー、圭吾。
 ひさしぶり?」


学校の教室、
見慣れた席に、元気に飛び込んできた日焼けした短髪の男。
友達の圭吾だ。


「よかったよ!無事に学校にこれてさー。」

「はは。そうだな。」


気まずそうに僕は言葉を濁した。





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目覚めるとーーー病院。



どうやら僕は一週間眠りこけていたらしい。

バイト帰りに倒れている僕を通行人が発見して
病院に運ばれたらしい。


極度の疲労と脳のダメージということで
一週間の意識不明。


目覚めたときの・・・
両親の号泣は忘れられない。

お父さんも、お母さんも、心配かけて本当に申し訳なかったな。


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