悪魔な秘密の巫女男子
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どんどん と激しいノック。
「失礼します!!アサヒ様!」
うーぅん。
うるさ・・・
ふわぁぁと欠伸をしながら
体を持ち上げる。
「お、おはよー。水の守護師さん。」
「あ。おはようございます。」
ぺこりと頭を下げる。
「って、違います!
アサヒ様。あなた、昨日、どれだけ愛想振りまいたんですかぁ!!!??」
「はぁ??」
僕は、のっそりとベッドから起き上がる。
ここは、
水の守護師の城。
昨夜 へとへとになりながら帰ってきて
ばったりと寝たんだった。
おかげで、
つけていたベールやマントなどが散乱している。