男バスルーキーは女子高生!?
めんどくさい奴等と同じクラスです。
これは10年前の冬の記憶・・・

リ「すぐに帰ってくるから。」

そう一言だけ言って今まで10年間、

一度も帰ってきていない、私のお母さん。

いつも・・・いつも・・・

ただ一人のお母さんの帰りを待っていた。

私のお母さんを・・・・



プシューーーーー

バスの止まる音がした。

あ!!私、今まで寝てた!?

椅子に座ったまま

寝ていた身体を起こした。

早く出ないと、バスが動いちゃう!

私は急いでバスから出た。

私がバスから出るのと

同時に扉が閉まった。

間一髪、ぎりぎりセーフ!


私はバス停につくと

急いで学校へ向かった。

今日から私は、晦冥高校の生徒。

はぁ~、折角、

義務教育が終わったのに・・・

何で、学校なんか・・・・


心の中で文句を言っていると

いつの間にか、晦冥高校が見えてきた。


うわ~~~おおっきいな~。

やっと着いた高校の

目の前で立ち止まる。


って・・・・

早くしなくきゃ遅刻するじゃん!


私は早足で校門を通る。

昇降口の前まで来ると

たくさんの生徒が集まっていた。


たぶん、クラス替えの紙が

昇降口に張ってあるから、

あつまってるのかな?
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