初めての人は、失う辛さを教えてくれた
1年の空白

6月


今日は、1年合同

遠足

遠足では、カレーを作るという企画があった


頼輝とクラスが違うのでとても気分は、楽であったが

合同だから…

私の班には、一人頼輝とまあまあ仲の良い司がいた


私が友達と食材洗いに行ってる間に
そいつは、頼輝と話していた

それもなぜか真面目な顔をして…



何を話してるんだかまったく
聞こえなかったけど
とりあえず私は自分の班のテーブルに座って食べる用意などした



汗をかいていたけどタオルもだすのが面倒…

手でふいちゃえ笑


「あ…」
やばい手に炭ついてんの忘れてた!!
とっさに鏡だしてみてみたら


頬に炭がぁぁぁぁぁぁぁぁあ


「はぁ」


とため息をついた時
視界に入ってきたのは、


頼輝


司が頼輝をつれてきたんだ

反射的に私は、立ち上がった


すぐに手洗い場に行って
炭をおとすという理由があってほっとしたから


「よかったー」

口からこぼれた


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