愛されオーラに包まれて
「それに、私は嬉しいよ。泰河は私の前でも今まで振る舞いがあんまり変わらなかったような気がするから。こんな泰河が素直になってくれるなら、私は大歓迎」
『遥香ぁ』

と、泰河は私の背中に左腕を回した。

今の泰河が、すごく可愛い。
一瞬、顔を見上げて私を見たけど、その目の色に熱さはない。

『もっと、こうしててもいい?』

そんな子供みたいな声でそんなこと言うから、ますますギューってしちゃうじゃん。

すると、

『遥香の胸、やあらかい』

と服の上から頬擦りをした。

「このまま、ねんねだよ、泰河」

そのうち、体がピクッと動いて、泰河から寝息が聞こえてきたのを見て…

私も一緒に目を閉じた。
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