愛されオーラに包まれて
『おい、それ以上すると、俺が先に終わっちゃうよ』

"やっぱり一緒がいい"と言いながら、私を組み敷く。

人によってはイヤらしい行為と感じるものも、泰河とはとても甘美で、重要な意味のあること。
だって、体の奥で繋がり、自身を感じられるなんて、こんな嬉しいことはない。

嬉しくて、気持ちよくて、涙が出る。
それを吸い取ってくれる泰河。

"しょっぱい"と言いながら笑った。

そして最後に私を上から見つめて、

『愛してるよ、遥香。ずっとな』

私は、それを超える言葉が見つからず、ただ、泰河の名前を呼び続けた。

そうして、長いようで短い、誓いの夜が更けていった。
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