タイトル
「あっそれなら
これがあるよ~」
テストの点数が全て書かれた
プリントを出した。
平均点、最高点、自分の点、順位が
ある紙だ。
ユルカ以外の三人で
それを覗く。
見たことない
数字が並んでいた。
「えっ!?ユルカ、大丈夫なの?」
「ユルカちゃん、
これはヤバイよ?」
二人が口を開けた。
というか、
開いた口が塞がらない。
「でも見て!!
順位、上がったの!!」
俺たちは順位をみた。
…下から2番目。
「…ユルカ」
俺は鞄から
参考書の束を出した。
そして
もう1つの机が低い方へと移動した。
そこで
ポンポンと参考書の束を叩いた。
黙って
ユルカが俺の前に座った。
「…お願いします。」