そして、知る.Love does not change
父は、母が命に代えてまで産んだ私を
大切に、大切に育ててくれた。
毎日ご飯を作ってくれて、
どの家族にも負けないくらい笑顔が絶えなかった。
だけど、小さかった私にはわからなかった。
父が、毎晩仏壇の前で私が寝た後、
「小枝子(saeko 母)…」
そういいながら、泣いていたことに。
ずっと、苦しんでいた父に気付いてあげられなかった。
何も知らずに、私は無邪気に笑っていた。
そして、聞いてはいけないことを聞いてしまった。
「ねぇ、パパ…
私のママはどこにいるの?」
ごめんなさい。無神経な子供だった私。
きっと、この時からだろう。
父がおかしくなっていったのは…。