Love Storys.



「あ…」


玄関に座っている山岸くん。

「あら、真美ちゃん、
放課後でも、かわいいねえ」


なんて呑気に言ってる山岸くん。


「山岸くん、そんな呑気なこと言ってる場合じゃないよ。

今、神崎さんが隣のクラスのイケメンに呼び出しくらってたけど?」


その言葉を聞いた瞬間、山岸くんの顔が強張った。


「早くいきなよ。
きっと、中庭じゃないかな、あそこ告白の定番の場所だし」

そう言うと、山岸くんは走って中庭の方へ向かっていった。



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