Love Storys.


ー数分後…

「あれ…祐樹の部屋電気つけっぱじゃん」

あたしは、祐樹の部屋の前に来ていた。

「もったいないよ〜、電気代。
あたしが来てよかったよかった」

あたしは鼻歌を歌いながら、鍵穴に鍵を通す。


「おじゃましま〜……ん?」

玄関には見慣れない、薄いピンクのヒール。
もちろん、あたしの物でもなければ
祐樹の物でもない。



< 89 / 108 >

この作品をシェア

pagetop