あなたと僕の恋愛観



「ったく、ラブラブなのに何で学校では一緒じゃないんだよ」

「え?だって迷惑だし…からかうし…誰かさんがね」

「だって楽しいじゃん。彼氏さんはどうなのよ?」

「俺も迷惑かけさせたく無いしな…」

「……なんだ、この似た者同士」


文裟はさっきの腐女子トークをガンガンしていた佐草の恥ずかしいそうな仕種を見て、溜め息をついた。


「とりあえず、お幸せに二人とも」

「うん、ありがと…文裟!」

「彼氏さん、佐草を泣かせたら…ぶん殴るから。」

「お、おう…幸せにする」


文裟は真剣な目で彼氏さんを見ながら笑った。
彼氏さんは佐草を引き寄せ抱きしめながら、真剣な声で言った。
佐草は真っ赤になりながら動けずに固まった。



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