性悪男とわたしの2日間

***

昼休みのチャイムが鳴った。



「凛音!お昼食べよ~」

「私、ちょっと外出しに……」

「コンビニ?お昼忘れたの?」

「そういうわけじゃ、ないんだけど~」



すると、私たちを切り裂く地獄の声が聞こえた。



『2年三上 凛音。今すぐに生徒会室に来い!!』



それだけ言うとブチっと放送が切れた。



「あれ、生徒会長だよね?」

「うん……」

「………」

「………」

「頑張って、行ってこい!」

「やだよ~殺される……」

「生還を祈る!」



仕方なしに私は生徒会室へと重い足を運んだ。



絶対、朝のことよね……
速攻謝って帰ってこよう。
で、ダッシュで外いって、学校に戻ってくれば行ける!


気合を入れて、生徒会室の扉を叩いた。



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